2008年09月27日

現実と情報

が一緒になり機能するのが理想だが、
sekai-camera_02.jpg

(写真はTagging the Worldより拝借)

ここ最近世間では現実と情報を別々に扱っている場面をよく見かけるし、何より情報だけが一人歩きし多くの解釈を産み出している様子を見かける。

天野っちのハードなハードコアトーク 3RDの記事「夢は広がるセカイカメラで。iPhoneはその扉の一つかも。」にてiPhoneアプリケーション「セカイカメラ」が紹介されていた。

ここのところジョークネタを書く以外Appleに触発を受けることが無かったので、これを見た瞬間久々に本気で興奮した(◎_◎;)。正直に告白するが初代iPhoneの発表でさえこれほど興奮しなかったと思う( ̄◇ ̄;)。

天野っち氏が参照しているCloseBox and OpenPodの記事「【世界カメラ】iPhoneを電脳メガネにする「Sekai Camera」がすごい件【セカイカメラ】」ではセカイカメラをこの様に説明している。

「iPhoneのカメラとネット情報、タギング、GPS、加速度センサーなどを連動させたものと思われる」
「iPhoneのカメラでみている映像に、位置にタグ付けされた情報をオーバーレイさせる仕組み」
(最も詳しい解説はCnet Japnaの記事セカイカメラの世界観--Air Tagging The RealWorldが詳しい様だ

う〜〜ん、実行するには多くの様々なプロセスを経ているのかもしれないが行なっている事は非常にシンプルに感じる。

実は2年以上前にこれに近い様なアイデアを記事にした事がある。その時に想いめぐらせていた事は「出会い」を創り出したいということだった。

人間は人や場所、出来事、モノと出逢う事で年齢や性別に関わりなく可能性を広げ、そして、成長して行く。僕はシンプルに人の可能性を広げて行くツールが欲しかったのだ。

そして、セカイカメラは僕が欲しかったツールに近いモノだし何より現実と情報が見事にセンスよくセッションしている。本当に素晴らしい!!


(ビデオを見ている限りでは自身でコメントを音声で録音しテキストに変換している様子も映っている。なかなか楽しそうだ)

唯一心配なのは人間が現実と非現実を分ける事が非常に苦手だということ。つまりセカイメガネで表示された内容が事実だと思い込んでしまう可能性があるかもしれないということ。

ニュースで報道された内容がさも「起こった出来事の全て」の様に伝わり多くの人々に「起こった出来事とは異なった解釈」を産み出してしまう様にセカイカメラに現れた情報も同じ扱いを受ける可能性はあるかもしれない。

これはwikipediaでも以前から同じ様な懸念がされている。インターネットは知識や情報、つまり文字の地位を必要以上に高めてしまった。時には現実にあるモノに触れもせず文字から得た内容だけで「知ったつもり」になっている。結局のところ自分自身の目で耳で見聞きして触って確かめて体感し「現実を見る」ことが最も大切なことなの「かも」しれない。

しかし、ツールに過ぎないセカイカメラをしっかり「ツールとして扱う」ことで、事の切っ掛けとして、触発として、それこそ今まで見知らなかった世界への「扉」として、つまり「事の入口」として機能するならば、それはとても素敵なことだと感じている。

結局ツールは使うその人次第なのかもしれない。

しかし、これが現実に配布されたら使い始めると凄いパケット量になりそうだなぁ( ̄◇ ̄;)...

関連リンク

天野っちのハードなハードコアトーク 3RD-夢は広がるセカイカメラで。iPhoneはその扉の一つかも。

CloseBox and OpenPod-【世界カメラ】iPhoneを電脳メガネにする「Sekai Camera」がすごい件【セカイカメラ】

TechCrunch Japan-TC50―Sekai CameraはiPhoneからソーシャルタグで現実世界の情報を提供

Cnet Japna-セカイカメラの世界観--Air Tagging The RealWorld

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posted by 賀川和之 at 11:15| Comment(3) | TrackBack(0) | iPhone/iPad | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日の iPhone Offではお世話になりました。

先週末iPhone関連のセミナーに参加しており、このセカイカメラの開発元、頓知・の社長のお話もききました。

こういうのを見ると電脳コイルを連想してしまうのですが、某xxxgle社など、あっち(ネット)とこっち(リアルな)を本当にリンク付けしようとしている気がします。

もし次回忘年会でお会いできれば、そのあたりまたごゆっくりと(eMate準備します)。
Posted by harrier at 2008年09月28日 22:40
この間の、iPhone off ではお世話になりました。

先週末iPhone関連のセミナーで、Sekai Cameraの頓知・の社長のお話もきくことができました。

Sekai Cameraは発展途上のようですが、某xxgleなどは、本当に電脳コイルの世界を目指しているのかもしれません。

もし、忘年会でご一緒できればまた。では。
Posted by harrier at 2008年09月28日 23:15
>harrierさん
まいどぉ〜〜〜〜( ̄▽ ̄)!!

>先日の iPhone Offではお世話になりました。

こちらこそ先日はお世話になりましたぁ(^ ^)!!
さらに二回もコメントを書いて下さって、
お手数をお掛けしました(^^;;。

>先週末iPhone関連のセミナーに参加しており、このセカイカメラの開発元、頓知・の社長のお話もききました。

おおぉぉっっっ!!直接お話を聞く機会があったのですか!?それはなかなか貴重な体験ですねぇ(^ ^)。

>こういうのを見ると電脳コイルを連想してしまうのですが、某xxxgle社など、あっち(ネット)とこっち(リアルな)を本当にリンク付けしようとしている気がします。

そうですねぇ。いくつかのセカイカメラ絡みの記事で
電脳コイルの印象を書いている方がおられましたねぇ。
×××gleがこの様な内容を実現しそうにも思えますが
道具が強力すぎるとそれに依存してしまうのが怖いです( ̄◇ ̄;)。

>もし次回忘年会でお会いできれば、そのあたりまたごゆっくりと(eMate準備します)。

おおぉぉっっっ!!eMate持って来て下さるんですか!?
では忘年会と言わず近々お茶でもしましょう( ̄▽ ̄)。

Posted by +.kだいひょう at 2008年09月29日 21:08
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