2006年05月01日

言葉は平たいのですが

この大きさにしてこのサウンドとは正直驚きました...
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というのは今日近所にいつの間にか出来ていたBose直営店で初めて試聴した噂のMicroMusicMonitorこと「M3」のお話。

このBose直営店、デパートのいちテナントで規模としては非常に小さなスペースで運営されています。ですので小さなスペースに可能な限り展示しました。と言っているかのごとくコンパクトタイプスピーカー、ヘッドフォン、ヴァーチャルサラウンド製品などの商品で構成されています。一番大きな商品でもオーディオスピーカーの「125」とDVD搭載プリメインアンプとセットになった「WestBorough WBS-1EX3」のみ。パッと見た様子では「Boseアクセサリーコーナー」といった構え(笑)。

話は早速M3のサウンドについて(笑)...初めて見たM3はネットでの記事通り見事に一台あたり日本人の拳を一回り大きくした様なサイズ。展示台はM3の「音」に全神経を集中して欲しいのか真っ黒な緩やかなカーブのある展示台には「M3」の名と中央手前にある音源の再生用ボタンが大きく配置してあるだけ。

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早速、再生ボタンを押してみるとEric Claptonの「Tears in Heave」が再生されました。その瞬間に思ったのは...「本当にこのスピーカーから再生されているの??」と言うのが最初の感想...ちなみに悪い意味では無くどう考えてもSonyの「SMS-1P」ぐらいか、それ以上のサイズのスピーカーから再生されているとしか思えないほどサイズに対してスケールの大きなサウンドが聴こえて来たのです(汗)...

「価格は別にして、このサイズでこのサウンドがなるのなら、それほど頻繁に音楽を聴かない一般家庭や一人暮らし、音響機器にスペースを取られたくないユーザにはこれで十分すぎるぐらいのサウンドがなっているぞ...」と思わせたM3。あまりにも真剣な眼差しで見ているわたしに店員さんが「お手持ちのプレイヤーで鳴らしてみて下さい(笑顔)。」と言われるので遠慮なくいつも持ち歩いているmpioのFY400を接続させて頂き試聴してみた(MP3 Playerですけどね[汗&笑]...)。

AV Watchの記事では「サ行の強い女性ボーカルやバイオリンのソロ、ハープなどでは高域が強調され過ぎて、声や楽器の持つ暖かみが欠如し、音が薄っぺらくなってしまう。」とあるので、確認も兼ねて試しにバイオリンのパートが含まれる曲を入れていなかったので同じ「弦」絡みでチェロのパートが含まれているMorelen Baum2/SakamotoのCASAに収録されている「Estrada Branca」を試聴してみた。この曲は坂本龍一の美しいピアノとJaques Morelenbaumの情緒豊かでゆったりとしたチェロのイントロが非常に印象的。再生する前はここまで繊細な曲はさすがに難しいだろうと思っていたのですが、再生が始まった途端、それを嬉しい意味で見事に裏切ってくれました(笑)。ピアノもチェロもこのサイズから鳴っているとは信じがたいほどのゆったりとしたサウンド...曲中盤から入って来るPaula Morelenbaumのボーカルも見事にしっとり鳴らしてくれていました(笑)。

調子に乗ってMichael FranksのSleeping Gypsyに収められている「Down In Brazil」も再生してみました(笑)。この曲は日差しの心地良いお昼時に聴くと最高に気持ちの良いSlow Bossaナンバー。彼独特のヘタウマなボーカルとJoe Sampleのピアノ、Larry Carltonのギターがどこまでも心地よく響き何度でもリピートをかけたくなるあの空気が見事に再生されていました(感動)...少し気になったのは押し上げられた様に再生されていたベースぐらいでしょうか(笑)...

MP3 Playerでここまで感じるのですから、それなりのAudio機器などに接続して再生するとどれぐらいの豊かな音楽が聴けるのか楽しくなって来ます(笑)。

再生中に本体後部分にある空洞を覗き込んでみるとまるでもう一つそこにスピーカーがあるかの様に反動板らしきものが振動していましたが、店員さんの説明によると「スピーカー自体は一台に対し50mmのフルレンジひとつしか搭載されておらず、恐らく振動している反動板は電源で動作しているのでは無いと思います。正面スピーカーの振動を拾って逆位相か何かを出しているのかもしれません...」と話されていました。どうやらBoseの販売員さんでも詳細な技術仕様までの開示は社内でも無い様子ですね(笑)。

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このサイズでこのサウンド。価格は¥49,980(税込み)と決して安くはありませんが、わたしはサウンドの傾向からいくとiPod Hi-FiとM3なら恐らくM3を選ぶでしょうね(笑)。といいますか自宅には既にオーディオが一式揃っており別に購入する必要など全くないのですが、それでも手元に置いてみたい、と思わせるほど魅力ある製品作りがなされていました(笑)。Boseと名がつけば、どの製品を選ぼうともあのBoseサウンドが必ず体験出来る...BoseはかなりAppleと考え方が近い企業でもあると言うのが今回のM3を通してよくよく理解出来ました。

しかし、このサイズでこのサウンド...さらに電池駆動も可能...恐るべしBose(汗&笑)...

マイクロミュージックモニター

Bose Micro Music Monitor(M3)販売再開のお知らせ

Bose Micro Music Monitor(M3)

Morelen Baum2/Sakamoto「CASA」

Michael Franks「Sleeping Gypsy」

AV Watch-新製品プレビュー ボーズ 「Micro Music Monitor」

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posted by 賀川和之 at 23:35| Comment(4) | TrackBack(0) | Audio | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最近iMacを購入して、音響機器(スピーカー)を探してたんですが、この記事を見てM3購入を決めました☆
Posted by naoki at 2006年05月04日 00:28
naokiさん、初めまして!!

わたしの記事を読んでそのように言って頂けると

非常にうれしいです(笑)。

またお立ち寄り下さい(笑)。
Posted by macuser at 2006年05月04日 01:26
僕もこの記事に後押しされて購入しました。
ちょっと前にQC2を購入したばかりなので躊躇してましたが、大満足、大正解でした!!
Posted by ももきち at 2006年07月07日 12:35
ももきちさん、初めまして(笑)!!

非常に勿体ないお言葉ありがとう御座います(感動)!!

末永く可愛がってあげてください(笑)。
Posted by macuser at 2006年07月08日 20:56
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