
NetBoot機能はHDDからOSを起動するのでは無くネットワーク上に設置されているサーバーのHDD内にあるディスクイメージからMacを起動出来る様にするというHDDが不要になる先進的とも言えるシステムなのですが、実はこのNetBoot(これに近いものにシンクライアントがあります)はこの世にネットワークが生まれたばかりの頃に既にあったシステムを現代に復活させようと言うのが、そもそもの始まりだったらしいのです。

NetBootとなると必要になるのがMac OS X Server。しかし、わたくし全く詳しくありませんのでその当たりの知識は今回割愛させてただ来ます(汗&笑)。
さて、時間を30年以上遡る60年台後半。当時マイコン(パソコン)は演算処理を行なう際、手元の本体で行なうのでは無く電話回線を通じて時間貸しの大型コンピューターに接続し、処理したい内容を大型コンピューターへ送っていました。
そして、暫くすると処理された内容が手元の本体に送り返されて来るという事を処理が終わるまで繰り返していたわけです(ちなみに「アカウント」とは時間貸しを行なう際、お客様に料金請求を行なう時に使っていた顧客管理用の「整理番号」のことらしいです)。っで、結局NetBootはこの当時とは内容が異なるとはいえネットワークを通じて送られた処理内容をこなすと言う根っこの部分では当時と大きく変わらず、ある意味先祖帰りをしているというわけです。
話はずれますが、先祖帰りと言う意味ではインターネット自体も発明された当時は「モールス信号の時代へ帰ろう」との合い言葉の下、開発されたらしいですからね(元々は60年代半ば軍事利用の為に「核戦争に耐えうるネットワーク」として米国国防省で開発されたARPAがその始まり)。

さて、また話がずれるのですがBill GatesとPaul Allenが8Bitのマイクロプロセッサを搭載したAltair用のBASICを開発した際も学校から時間貸しのコンピューターへ接続しコツコツと開発を進めたそうです。しかも、当時はAltairで動作確認を行なうすべも無く「恐らくこれで動作するだろう...」という予測のもと開発されたそうです。
そして、のちにAltairで見事に動いたBASICがMicrosoftの商品となり、Altairを開発したMits社がその初の顧客となりました(某放送局で取り上げられた際にMits社の元社長が語っていた内容ではBill GatesとPaul AllenはBASIC採用決定後、Mits社の社員として雇われており、そういった状況にあったにも関わらずMits社に訪れる顧客に勝手にMicrosoftとして営業をかけていた。と憤慨しながら話していたのを覚えています[汗&笑]...)。

話が思いっきりずれてしまったので元に戻しましょう(爆)。コンピューターテクノロジーにとって最も多くの発明がなされたこの当時あらゆる場所で現在の状況に繋がる出来事がそこここで起こっていたわけです。そして、その中にあった技術がiMacが登場した際に「NetBoot」という技術で生まれ変わったわけです(笑)。
さて、現在この技術が有効に利用されているのは東大や名古屋商科大、最近ではあおぞら銀行が行内の端末をMacに刷新し利用したのは記憶に新しいところです。Intel Macが登場した現在、さらに使い勝手の良いシステムが構築出来る様になって行くのかもしれませんね。(今回は話がズレまくり過ぎですね[汗&笑]...さらに書いている事が間違っていたら最悪ですねぇ[大脂汗&笑]...)
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