
改めてみなさま今年の夏風邪には十分ご注意を(大脂汗)...
「奴隷の様な労働でNikeは作られている」かつてNikeはNGOから厳しい批判を受け、店頭に警察が出向かなければ行けないほど酷い状態に陥ったことがあります。原因はNikeのアジアでの生産拠点で行なわれていた不法な就労環境に対する批判でした。
ここではNikeは法的な責任を問われることはありませんでしたが「社会的責任」を問われることになりました。つまりNikeが収益に見合った適切な生産コストをアジアの生産拠点に強く求めるあまり、委託先企業が現地で不法な就労環境を行なう流れになったのではというのです。
なぜこんな気難しい話をするのか...これはBlog「気になる、記になる...」さん経由Macworld UKでの記事に中国にてiPodの生産拠点での不法な就労時間と労働賃金があまりにも低いとの指摘が掲載されていたからです。
Blog「気になる、記になる...」さんの記事ではiPodの製造拠点では一日15時間の就労時間、月給$50と掲載されています(先ほど不法と記載しましたが中国で一日の就労時間15時間が違反になるのかどうかまでは調べていません)。

さて、各国間の為替レートの格差を利用して生産コストを抑えようという考えは今に始まったことではありませんし、その行為自体が悪いとは言いません。当然委託を受ける側の企業も手を広げて待っています。しかし、その下で労働者が最低限の賃金を受け取れず、しかも武装警備員に見張られた環境で働くのは決して気持ちの良いことでは無いでしょう。
まだこの記事の内容が確実なものとして確認出来ていないので批判も何もしませんが、もし事実ならiPodを購入するたび、その裏側で異常な就労時間と低すぎる賃金で働いている人々の姿を気にせずに購入することが出来るでしょうか?
非常に複雑な心境です。なによりAppleのユーザに対しても、関わるステークホルダーに対しても裏切り行為を行なっていることにもなるのではないでしょうか??集団においてはコンプライアンスを、個においてはモラルを。これが事実でなく笑い話になることを願っています。「あそこのBlog大げさなこと言って」てね(汗&笑)...
追記
経営というものは例えるならルービックキューブの様なものでしょうか。1面、2面を揃える程度なら、ある程度の努力で進むことが出来るかもしれませんが、これが3面、4面と進めて行くうちに複雑さを極めて行きます。ですから、どこでどの様に綻びが出るのか予想がつきにくくなって行くわけです。
しかし、もしこの事が事実となれば可能な限り早急に対応を行なわないと、それこそAppleのブランディングにも大きな影響を及ぼすことになって行くでしょう。
気になる、記になる...-ipod製造工場の労働者の賃金は月50ドル
Macworld-Inside Apple's iPod factories
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