2006年10月02日

デジタル化が進んだことで

世の中非常に便利になりました
電子ブロック.jpg


が、その反面技術力が非常に向上した御陰で中に収まっている機械一つ一つが具体的にどの様に作用しているのかがさっぱりわからなくなってしまいました。

というのはITmedia+Dに掲載されていた小寺信良氏のコラム「デジタル技術が身の丈を超えるとき」を読んで思い出したことなんです。

わたくしが幼稚園、小学校の頃は世の中の電子技術もそれほど先進的でなかった記憶があります。学研からはそれぞれの電子パーツに関して詳細な解説がある電子ブロックが発売されていてレトロフューチャーな世界が身の回りで全開でした。自宅にあったNikonの一眼レフもシャッター音と本体の動作を見ているだけでワクワクしたのを未だに覚えています。

初めて実家にやって来たオーディオはてんとう虫レコードプレイヤーでした。それも今考えても複雑じゃないですよねぇ。ただ、レコードの溝から音楽が再生されていることがあまりにも信じられなくてどうしてなのか父親や母親を質問攻めにしました(汗&笑)。

tentoumusi.jpg

(写真はてんとう虫レコードプレイヤー。愛の MaMa,s Recipeさんからお借り致しました。無断借用何卒お許し下さい)

しかし、どうもラジコン、ゲームウォッチ、そしてエポック社からカセットビジョンなどが出て来て、とうとうファミコンに至った時期ぐらいから一体どうやって目の前の機械が動作しているのかがすぐに理解しづらくなって来ました。

Game&Watch.jpg

(写真は任天堂ゲーム&ウォッチ「ドンキーコング」。ゲーム貴族さんからお借り致しました。無断借用何卒お許し下さい)
カセットビジョン.jpg

(写真はカセットビジョン)

理屈を言われるとなんとなく「分かった様な気」にはなるのですが、本当に自身の目でどういう経路を伝わって、目の前の動作が起こっているのか「実感が湧かない」のです。

これは話が飛躍すると、どうして人間が生きているのか、どうやって人間は意識を持つことが出来るのか、といった事にまで及んでしまいそうです(そういえば10年以上前に某公共放送で流れたアインシュタインの番組で人を殺害した物理学者の発言で「ただ、脳内で起こる電気反応を止めただけだ...」という怖い話がありましたが)。

この「実感が湧かない」という「感覚」は現代社会のあらゆるところでつきまとっている様に思われます。

それに反発する様にここ最近はアナログな創作を行なう方々が非常に増えているらしいです。やはり「実感」があるからでしょうね。先日も蒸気船を制作されている方の番組を拝見していて非常に感心したのは記憶に新しいですし、蒸気機関車を維持されておられる方々のドキュメンタリーは感動さえ覚えてしまいました。

っで、ここで唐突ですがわたくしにとってMacも中身がしっかり分からない一品です。そして、昔の話ですが1996年か97年頃に一度Macが組み立てキットとして販売されるとい噂を聞きつけたことがあったのです。その話を聞いたわたくしはさっぱり中身の分からないMacを多少なりとも知ることが出来るのでは、と思い結構その製品が販売されることを心待ちにしていたのです。結局いつまで経っても販売されることはありませんでしたが...

現在は日本のPCメーカーさんが夏休みを利用してお子さん達にノートパソコンを手作りで創る機会を設けられたりしておられますが、Appleさんもひとつ如何でしょうか??手作りMac、手作りiPod...皆さん今以上に愛情を持って製品に接してくれる様になると思われますし、何より体験を伴った知識は一生忘れることはありません。もしかすると未来のAppleの天才技術者が生まれることを考えると将来の投資も含め一石二鳥ではありませんか。

Wozniak氏監修でApple Iの組み立てキットが復刻版で出ているぐらいなのですから、昔のMacでも良いので(Steve Jobs氏は嫌だろうけど...)後学になる情報も含めてお願いしますよぉ。

追記
Apple Iの組み立てキットはいくつか発売されている様子。下記にリンクを用意しておきますので良かったら見てみて下さい。

Old Apple World-Apple1の完璧なレプリカ組み立てキットの出現(その1)

Hot Wired Japan-『アップルI』を自作してコンピューターの基礎を学ぶ本

ITmedia-完動品の「Apple I」が2万4800円

Apple1.jpg




ITmedia+D-デジタル技術が身の丈を超えるとき

経営者倶楽部-創造力をかきたてる「商品力」

任天堂のフィロソフィー-ゲーム&ウォッチ

CLASSIC VIDEOGAME STATION ODYSSEY-カセットビジョン from CLASSIC VIDEOGAME STATION ODYSSEY

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posted by 賀川和之 at 23:59| Comment(2) | TrackBack(0) | Technology | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
TBありがとうございます。折しもキッザニア東京の話題がニュースで流れています。
ゲームをされるだけではなく、コンピューターの仕組みを子供に知ってもらうというのも非常に重要なことですよね。Jobs見たいな子が生まれるかもしれないし。
Posted by MacBook at 2006年10月07日 01:43
京都にもキッザニア東京と同じ様な施設で「私のしごと館」
があります(笑)。
http://www.shigotokan.ehdo.go.jp/

子供も大人も学ぶ機会を創って行かないと行けませんよねぇ(笑)。
Posted by +.k代表(プラスドットケイ代表) at 2006年10月08日 13:34
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