
さて、一体に何でまたAppleCareサービス&サポートでお世話になったのか...通称「i(アイ)ちゃん(大)」ことiMac G5 1.6GHzが...故障しました...しかも...内部から焦げた異臭がしたのです(冷汗)...
語りだすと非常に長くなるのですが、それはある日突然やって来ました...いつものごとくiMac G5に向き合いながら外部FireWire HDDに収めたiTunesのコレクションを聴き流しつつ仕事に勤しんでいますと突然モニター右側3/5がピンク色になりました(冷汗)...
その次の瞬間iTunesの再生が突如停止...何が起こったのか訳が分からず外部FireWire HDDのケーブルが抜け落ちた為に先ほどの現象が起こったのかと思いながらiMac G5の筐体の右側を握りつつ後ろのポートを覗き込もうとすると...筐体が今まで感じられなかったぐらい熱い(冷汗)...さらにFireWireポートにはHDDのケーブルがしっかりと差さったまま。
とにかく筐体の温度が上がっている状況が怖くなり、とりあえず電源を落とそうとキーボードから電源を落とす為に「control+イジェクトキー長押し」を押下しても全く反応無し。いた仕方なく本体電源ボタンを長押しして強制シャットダウンを行いました。
強制シャットダウン後、もう一度起動しようとすると今度は電源が入らない(大脂汗)...正直気が滅入りましたが、そうもいってられません。こういった場合は電源ケーブルをコンセントから引き抜き暫く放置する事で大抵回復するものです。
気を落ち着ける為にお茶を入れて電源が落ち着くのを待ちながら最悪の状況に至った場合のデータのバックアップ方法と今後の仕事の運営について考えました。とにもかくにも最後に一番大事なのはデータです。Macには申し訳ないのですが、いざとなればMacは修理するなり買い直すなり出来ます。懐の傷み具合は考えに入れておりませんが(大脂汗)...
気が付けば30分ほど時間が経っていましたので、改めて電源ケーブルをコンセントに差し直し電源ボタンを押下しました。見事に起動音が再生されます。安堵しながら起動を見守っていると無事いつもと同じデスクトップが現れました。しかし、外部FireWire HDDはマウントされていません...システムプロファイラを確認してみるとFireWire欄にはいつも表示されている「最高速度」の表記がありません(冷汗)...(マウントされなかった外部FireWire HDD自体が故障しているのでは、と思いiBook G4にも接続してみましたら、あっさりと認識しました)
さて、この後にP RAMクリア(command[リンゴキー]+option+P+R)を行っても、シングルユーザモード(起動音直後にcommand[リンゴキー]+S)でのfsck -fyを行っても、製品パッケージ同梱のHardWear Testを行っても改善される様子もなければ異常も発見されません(汗)...(この後シングルユーザモードもFireWireのチェック段階から進まなくなりまったく反応しなくなりました)
その場で出来うる事は全てやり尽くしてしまいました...異常な状態になってから既に数時間が過ぎています...(ちなみにこの数時間経過した時点でUSBポートも異常な状態になっていました)ここまで来るともう"あれ"に頼るしかありません。そう、"あれ"とはAppleCareサービス&サポートです。既に保証期間が終了しているわたくしは、ただ修理代が聞きたくて電話をしてみたのですが...
電話をした時のAppleCareサービス&サポートの担当者の方の反応はわたくしが思いもしない反応でした...その反応になった切っ掛けは「おかしくなった時に焦付いた様な異臭がiMac G5からしたのです。」の一言からでした。
「お客様お怪我はありませんかっっっっっっっ!?」当初わたくしは「この担当者の人...iMacの修理について話しているのになんでまた人の怪我を心配してるんだ??」と思ったのですが...その次に飛び出した言葉は「ご自宅は無事ですかっっっっ!?何か燃えたりしておりませんかっっっっっっっ!?」その瞬間に思ったのです...まさかこれは...どこぞでは飛行機をも焼き尽くしてしまったという発火事故なのかぁっっっっっ(超冷汗)??
次の瞬間担当者の方から出た言葉は「専属の担当部署にお繋ぎ致しますがお時間は大丈夫ですか??」という言葉...あれよあれよという間に非常に落ち着いた声の担当者の方に交代。もう一度頭から状況を説明していると「いまからお伝えする内容を実行して頂けないでしょうか。」とのこと。結局Open Firmware上からNVRAMをリセットしてFireWireポートの様子を見るということを行ったのですが変化無し。
専属部署の担当者の方が次ぎに言った言葉は「すぐにでも対応をお返事したいのですがこの件は一度会議にかけないといけません。明日の夕刻以降に正式な対応のお返事をしたいのですがお許し頂けますでしょうか??」と非常に丁寧な対応。わたくしはここで初めて「これはもしかして発火事故になる寸前だったのでしょうか??」と質問すると「大変ご迷惑をおかけし申し訳御座いません。現時点では恐らくではありますが事故の可能性が高いと思われます。」とのお返事。
「一つ約束を守って頂きたいのですが、回収させて頂くまでiMacの電源ケーブルはコンセントから抜いた状態でお願い致します。それから決して電源は入れない様に。」と注意事項を伝えられる。この後に回収日を決定した際に「何かあった時は必ず電話をして下さい。」と直通の電話番号を案内されました。この時になって初めて「もしかして、筐体が熱いと感じた時あのまま放置し続けていたら一体どうなっていたのだろ??」と想像してしまい、だんだん怖くなって来ました(超冷汗)...
とにかくその日の仕事はほとんど進まず...しかも仕事のデータはiMac G5のHDDの中(汗)...iMac G5の電源が入れられないなら分解してSATA変換ケーブルでiBook G4に接続してバックアップをするしか方法がありません。早速クライアントに現状報告と今回の事故に伴う進行の遅れについて話合いました。幸いな事にその時点では重い処理を伴う案件と急ぎの案件が無かったのは幸いでした。
さて、iBook G4上でCarbon Copy Cloner 3.0からUSB2.0接続のHDDでもバックアップ先に指定出来そうだったので急遽SATA-USB2.0変換ケーブルを購入して来ました。少しでも臨時出費を抑える為に外付けケースではなく変換ケーブルと電源のみで接続するハダカ接続ケーブルを購入致しました(汗&笑)。
自宅に戻り早速iMac G5の分解です。以前メモリ増設の記事にも書いた通りまずは筐体を傷付けない様にバスタオルなどを敷いた上にiMac G5をうつ伏せに寝かせ、iMac筐体下部の吸気口中央と左右にあるプラスネジを弛めますと足ごと裏蓋を外す事が出来ます。
今回はHDDを取外しますので、まずは取付けてあるメモリを全て取外します。これはHDDに固定されている温度センサーがメモリの真下にコネクターで接続されているのを外す為です。





HDDを固定用のステーごと外します。ネジは三カ所。プラスドライバーでいけます。写真を撮り忘れましたがHDDには電源ケーブルと接続ケーブルが繋がっていますので、それも外しておくのを忘れない様にして下さい。取外しは手で行えます。



以上が初代iMac G5とiMac G5(Ambient Light Sensor) のHDD取外し方法です。っで、突然ではありますが、この時に気になったのが外部ポート部分...

FireWire HDDが認識出来なくなったことがどうしても気になっていたのです。
外部ポート部分に鼻を近付けてみると...やはりあの時に漂って来た焦げ臭いニオイが(汗)...外部ポート部分自身には特に焦付いた跡はありませんでした。足が取付けてある裏蓋部分のポートが露出される部分を見てみても焦付いた様な跡は無し。しかし、あの時の筐体の熱さは一体なんだったのでしょうか(超冷汗)...

目視で確認する限りは焦付いた様な跡は無し。
この後にSATA-USB変換ケーブルとiMac G5のHDDを接続してバックアップを行いました。これがまた非常に大変な事になるのですがその事についてはまたの機会に(汗&笑)...
翌日のお昼に専属部署の担当者の方から連絡が入りました。今回の一件は事故として対処し、修理費用はApple側で負担する事になったとのこと。その時に今までのわたくしのiMac G5の修理履歴も確認されたらしく非常に丁寧に「これまで度々弊社製品を修理に出して頂き本当にご迷惑をおかけして参りました事を改めてお詫び致します。今までご不便をおかけした事でしょう。本当に申し訳ありませんでした。」と言葉を頂きました。今の今までこうもあっさりと素直にAppleさんから謝罪されたのは初めてだったので正直非常に感心してしまいました(関心関心)。そして、Appleにもこういう人がいるのか、とホスピタリティー溢れる対応に製品以外で初めてAppleに好感触を感じたのです。この二日後に無事修理に出しましたがまだ帰って来ておりません。さて、一体いつ頃戻って来ることになるのでしょうねぇ(汗)??

(このHDDのバックアップはしゃれにならないほど大変だったのですがそのお話はまた後日に[汗]...)
というわけで、こういった理由でまたしてもこの数日間Blogが更新出来なかったわけです(汗&笑)...
追記
先日の能登半島地震においてお亡くなりになられた方、ケガをされた方や被災された全ての方々に心からのお悔やみとお見舞いを申し上げます。
微力ながらわたくしの範囲で出来る事には協力して行きたいと考えております。当Blogをご覧の方でご協力頂ける方は宜しければ是非下記リンクにあります。「「能登半島地震」義援金」にご協力下さい。
Yahoo!ボランティア-「能登半島地震」義援金
Yahoo!ニュース-ボランティア
Yahoo!ニュース-能登半島地震
アップル-能登半島地震の被害を受けられましたお客様へ 特別修理サービスのご案内
当Blog-iMac G5ユーザに捧げる熱い吐息
当Blog-今更ですがね
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かつて自分が味わったトラブルの時と同じ思いがします...
コンデンサー等は平気でしたか?
焦げた匂いというのは気になりますね。
iMacG5自体は修理で治りますが、データは帰ってきませんからね...(泣)
でもケガが無かっただけ本当に良かったです!
普段から温度が高いiMacG5...
オイラも他人事ではありません...
復活の日を待っています!!!!
記事に書き込むのを忘れていましたが
今回コンデンサーには異常はありませんでした。
ニオイに関してはまるで犬の様にiMac G5の
内部をクンクンと嗅いで回りましたが
外部ポートだけからニオイがして来ましたねぇ(汗)。
しかし、今回の事故の原因が一体なんだったのか、
今後気を付けるべき事があるのか正直心配ですね(汗)...
iMac G5には愛着があるのですが、もし危険を伴うなら
買換えもいた仕方ないという考えも正直あります(涙)。
唯一の救いは今回Appleさんの対応に全く不満が
無かった事ですね。いつもならこちらの伝えたい事が
伝わっているのか不安になるのですが今回は
驚くほど全ての話がスムーズでした(笑)。