2007年10月16日

Greenpeace

が警告を出した。
iphone&steve.jpg


その相手はiPhone。

GreenpeaceはiPhoneの発売以来、「環境関連の配慮についての言及がないか注意深く観察してきた」が、特に動きがないため、英国の独立研究機関に依頼して独自の分析を行ったという。

以上、ITmedia「iPhoneには有害化学物質が含まれている――Greenpeaceが警告」より抜粋。

結果はポジティブ。”テストしたiPhoneの18パーツのうち、回路の大きな部分を占めるアンテナを含む半分のサンプルから臭素化難燃剤 (BFR)が検出、ヘッドフォン・ケーブルのコーティングに使用されているポリ塩化ビニールプラスチック (PVC)にフタル酸類の有害物質が約1.5%混合”とのこと(マイコミジャーナル「Greenpeace、iPhoneのグリーン度の低さを懸念」参照)。

さらに”iPhoneのバッテリは,接着剤とはんだで本体に固定されているため,リサイクルが困難とも指摘” ”NokiaやSonyEricssonと同様に、iPhoneにもグローバル規模の回収ポリシーを設けるべきだ”とも書かれている。(ITpro”「iPhoneに他社製品にはない有害物質」,Greenpeaceが指摘”およびマイコミジャーナル「Greenpeace、iPhoneのグリーン度の低さを懸念」参照)

ちなみにMotorola、SonyEricssonなどの巨大携帯電話企業は既に臭素化難燃剤を含まない部品を使用しており、Nokiaはポリ塩化ビニールプラスチックの使用を停止しているとのこと。

これらのレポートからCenter for Environmental Healthがフタル酸類の可塑剤を問題に取り上げAppleを訴訟する準備を進めているらしい。


(Greenpeaceが作成した警告ビデオ 少々派手に演出し過ぎと感じるが...)

確かiMac 5 Colorsの時はリサイクルに対する懸念を言われていた記憶があるが、昨今Appleは世間の注目を集めるたび足下をすくわれる出来事が起こっている様に思われる。そろそろ社会の中で「どの様な存在であるべきか」そして、それを「実行する為には何を身につけなければならないか」を今一度真剣に考える機会なのかもしれない。

imac_rev.D.jpg

imac-dv_400.jpg

(当時多くの国々で大ヒットしたiMac rev.CもしくはDことiMac 5 Colorsと、性能、筐体の透明度共に高め、さらに人気を加速させたiMac Slot LoadingことiMac DV)

imac_family_400.jpg

(当時5 Colorsからマイナーチェンジが行なわれたiMac DVが発売された後、米政府の指導でリサイクルを行ないやすいiMac 2000 Summerのカラーに変更されたと聞いた事がある...このモデル前後以降iMac人気は失速して行った、しかし、中央のSageはいつみても美しい...)

つい先日News23で環境対策の難しさと複雑さについて報道されていた。今後は送り出す側も受け取る側も”意識”する事が重要なのだ。それより何より楽しみにしながらiPhoneを購入したユーザを落胆させる様な状況は一番”Appleらしくない”のだから環境に対しても安心していられるAppleでいて欲しい。しかし、先日ノーベル平和賞を受賞した素晴らしいAl Gore氏が取締役に在籍しているのにどうしてこの様な事態になったのだろう...取締役会はしっかりと機能しているのだろうか??

(先日Appleからの辞任を発表したDonald Rosenberg氏はその理由に「アップルのコーポレートガバナンス(企業統治)欠如に苦慮しており、取締役会はジョブズ氏から十分独立していないと感じている」と語っていたらしい[NIKKEI NET「アップル法務部長、クアルコムに移籍へ」参照])

ちなみにAppleは今年の5月に環境保護に対する声明を発表しておりGreenpeaceから評価をされていた。その時の声明にはこう書かれていた「Appleは2002年以降,筐体にBFR(臭素化難燃剤)を使用していない」あくまで”筐体”に対してだが。

追記
10月15日(米国時間)には米国立環境衛生センター(CEH)がこの問題に取り組む姿勢を示し、実際にApple社に対する法的手続きを開始すると発表した。

iPhoneに使われているフタル酸エステル(素材の柔軟性を高める「可塑剤」として主に使用される一群の化合物)のレベルは、カリフォルニア州法、特に『提案65号』などに違反しているという。

CEHは提案65号に関連するすべての法的手続きを行なうにあたって、Apple社に60日間の猶予を与えたという。

以上、WIRED VISION『iPhone』の有害物質:米国立環境衛生センターが法的手続きを開始より抜粋

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ITmedia-iPhoneには有害化学物質が含まれている―Greenpeaceが警告

マイコミジャーナル-Greenpeace、iPhoneのグリーン度の低さを懸念

ITpro-「iPhoneに他社製品にはない有害物質」,Greenpeaceが指摘

Computerworld-グリーンピース、iPhoneに有害化学物質が含まれているとアップルを非難

WIRED VISION-Greenpeace「Apple社製品などに有害化学物質が」

WIRED VISION-『iPhone』の有害物質:米国立環境衛生センターが法的手続きを開始

ITpro-AppleのSteve Jobs氏が環境保護に対する取り組みを明らかに

asahi.com-ノーベル平和賞にゴア氏ら 環境問題への取り組み評価

NIKKEI NET-アップル法務部長、クアルコムに移籍へ

アップル-環境 責任ある製造

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posted by 賀川和之 at 13:29| Comment(0) | TrackBack(0) | iPhone/iPad | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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