2008年01月30日

Apple Accent出演とその解説 -後編-

先週の前編に引き続き
Studio-Mic_350.jpg

(写真はMusicansnews.comより拝借)

後編も”Apple Accent+オヤジ=爆笑劇場”な展開があるのだが、先日podcast testを行なった際、この為にわざわざ自身の声にエフェクトを掛けたかいがあったのだと思いたいのだが如何思われているのだろう(汗&笑)??

■チャプター”今まで所有したMacは20台”
先日記事にした内容とも繋がるのだが今見てもこの台数は自分自身でも呆れ返ってしまう(汗)...そして、何よりこの可愛がって来たMac達が今手元に無いことが非常に寂しく感じられる(涙)...

Performa-550_400.jpg

(写真はPerforma 550。Appleウィキより拝借)

私設Macミュージアムは当時本当に出ていたお話だ(笑)。今後可能性があるのならば京都に是非Apple製品の名機達が並ぶカフェを作りたいと考えている。何方か賛同してくださる方がおられたら是非一緒に運営されてみないだろうか(笑)??そして、その名称はAbble Store Cafe(爆)??

■チャプター”Macで音楽制作”
Mac好きだから音楽好きになる、音楽好きだからMac好きになる...正直どちらも正解なのが本当のところだと思われる。そして、Mac好きだからといって音楽好きになる必要も無いし、音楽好きだからといってMac好きになる必要も無いと思う(笑)。

■チャプター”アップルの文字コード”
送られる方に悪意が無いのが理解出来るだけになかなか言い出しにくいのが、Windows独特の特殊文字をメール文章に使用された際に文章内容が分からなくなってしまうことが極稀にあること。

まるで国が違えば価値観が違う様な感覚にも似ている。ここは是非双方で理解を促進するしか無いのだろう(笑)。一番良く無いのはお互いの事に無関心になってしまうことだ。

■チャプター”MacもWindowsも仲良く”
Macだ!! Windowsだ!!と主張し合う時代はとうに終わっている。今一番考えるべき部分は現在の教育機関でWindowsかMacのどちらかしか提供されていないこと。これはシステムを混乱させない為などの理由があると思われるが、どちらか一方の価値観しか知らないというのは非常によろしく無いことなのだ。

Mac_yamaguch.jpg

(写真はLectureWikiより拝借)

価値観というものは広がって行くことは非常に良いことだが、限定されてしまうことは避けなければならない。だから、皆さんも興味や機会があればMacばかり触るのではなくWindowsはじめLinuxなど他の環境にも触れられ事をオススメする。必ず何か発見があるはずだ(笑)。

■チャプター”印象に残っているMac"
当時使用していたMacはわたくしの使い方がマズかったのか、そもそもOSが不安定だったのか本当によくフリーズした。一日掛けて作業していた内容が一瞬でダメになった事も経験している。その御陰で「コマンドキー+S」のショートカットを一番最初に覚えたのだが(汗&笑)。そう考えるとわたくしにとって現在のMac OS Xは非常に安定した安心して利用出来る素晴らしいOSだという事が言える。

■チャプター”フリーズ;手間のかかる子は可愛い”
漢字Talk7.5から登場した「機能拡張マネージャ」。先述でも書いたが当時頻発していたフリーズを回避する為に機能拡張マネージャを利用してOS上で CPUなどを直接利用する機能のOn、Offの管理をまとめて行なっていた。当時は何かトラブルが起こると直ぐに再起動を行ない、起動プロセス中に呼び出せる機能拡張マネージャを利用してひとつずつ順番にOffの設定を行ない、どの機能が原因でフリーズ(コンフリクト)が起こっているのか時間を掛けて調べていた(冷汗)。

だから、あの当時から現在までMacを利用し続けているユーザの方々は本当にMacに対する「忍耐」があるのだ(笑)。しかし、恐ろしいのはそれを繰り返すうちに深くハマってしまい手段であったはずのMacがいつの間にか「目的」になってしまっていたことだ(大脂汗)...

先日の記事でも書いたがPerforma 550のOSは漢字Talk 7.5ではなく漢字Talk 7.1.2。そして、その後に続く2台も間違っている(汗)。LC630は漢字Talk 7.5.1、Power Macintosh 7500は漢字Talk 7.5.2。改めて修正させて頂きたい(汗&笑)。

power-macintosh6300-01_400.jpg

(写真はLC630と同筐体のPower Macintosh 6300/120。OldMac Collectionより拝借)

あと、Power Macintosh 7500用にMac OS 8を直ぐに買って来た、と話しているがインストール後、当時利用していたVisionがMac OS 8上で動作しないことが分かり元に戻したことを思い出した。だから、Mac OS 8を本格的に利用する様になるのは一年近く立ってからだったと思われる。

■チャプター”Macをハッキング”
現在のMacと違い当時のMacintoshは自身でCPUを乗せ変えるなど様々なカスタマイズを行なうことが出来た(一部のPower Macintoshなど)。その御陰で延命処置が出来長い間同じMacを楽しみ続けることが出来た。何よりカスタマイズを行なうことでMacの知識が見る見るうちに身に付いていった。そして、わたくしにとってその知識を与えてくれたのが Power Macintosh 7500だった。

Power-Macintosh-7500_400.jpg

(写真は当時G3 Cardを搭載して楽しんでいたPower Macintosh 7500。Appleウィキより拝借)

■チャプター”QuickDraw 3D”
当時Appleが発信する技術は内容自体は素晴らしいものの普及することが殆ど無かった。その中でもAppleの製品では無いがバンダイが販売したPippin Atmarkは殆ど普及しなかった製品の代表なのかもしれない(あまりにも先を行っていたとも言える)。

■チャプター”ついてなかったApple”
何度かこのBlogでも記事で取り上げているのでご存知の方もおられることと思われるが当時Michael Spindler CEOの下、1995年9月にAppleは過去最高(当時)の前年同比42%の伸びの売上高を計上しておきながら、その年のクリスマスに売るたびに赤字になる販売方法(大幅なキャッシュバックキャンペーン)を採用した為に1996年1月に6900万ドルの損失を計上することになってしまった。

Michael Spindler_02.jpg

(写真はMichael Spindler 元CEO。彼がいなければ現在の様にApple製品が求めやすい価格にはなっていなかったSplash Macより拝借)

この御陰でリストラを断行することになり、さらにサン・マイクロシステムズによってAppleは40億ドルで買収されるという記事がWall Street Journal紙に掲載されてしまった。この事によってAppleに対する信頼はドン底だっただろう。もしかすると当時Apple製品取扱店でMacの在庫を見ることが無かったのは市場に不安が駆け巡ったせいかもしれない。その後1996年2月2日にAppleは当時社外取締役として在籍していたGil Amelio氏をCEOに据え再建を図って行くことになる。

Gil Amelio&Steve Wozniak&Steve Jobs.jpg

(Gil Amelio元CEOを中心にSteve Woznik氏と奥に総帥が写っている。二人のSteveがどちらもポケットに手を入れたままなのが二人の当時の関係を表している。写真はMacGrassより拝借)

■チャプター”MS古川享”
古川氏はかなりギターなど楽器に詳しい人物の様子。わたくしが以前の氏の記事に書かれていたワウペダルCry Baby 535Qに関してコメントに質問させて頂いた際も非常に分かりやすく説明をして頂いた(感謝)。

furukawa-susumu_400.jpg

(西和彦氏と共にAsciiを立ち上げた氏は現在のわたくしに影響与えていると言っても決して過言ではない。実は氏がまだMicrosoftに在籍されている頃に目の前でお見かけしたことがある。あまりにも突然だったので口をあんぐりと開けたまま凍り付いて握手を求めようかどうか悩んでいるうちに見失ってしまった(涙)...未だに後悔している出来事の一つだ。写真はINTERNET Watchより拝借)

■チャプター”Mac!!Mac!!Mac!! : ありえないApple”
twentieth anniversary Macintoshを窓から放り投げたと言われ、まるで完璧主義な陶芸家の様な総帥。彼ならZuneの無線LANによる共有機能でお友達が見つからない時はその美しくないありように床に叩き付けたい衝動に駆られることも”ありうる”と考えた。ただそれだけ(爆)...(念のために書いておくがZuneを悪く言いたいわけでは決して無いので何卒ご理解願いたい)

■チャプター”Jobsあれこれ”
総帥とSteve Wozniak氏の友情は一時期完全に冷め切っていたらしい。そのむかし(Apple創業以前)総帥がアタリから依頼されたBreakout(ブロック崩し)の制作をSteve Wozniak氏に依頼した際、総帥はギャラのほんの一部しか彼に渡さず、その数年後に第三者からSteve Wozniak氏は真実を知った。そして、Steve Wozniak氏は総帥がギャラをせびったことより嘘をついたことに酷く傷ついたことが二人の友情が無くなった原因だと聞いた事がある。

しかし、それから十数年後2000年のMacWorld SF。総帥がそれまで名乗っていた肩書きiCEOからCEOへと正式に任命されそれを受諾した際、総帥は壇上で「僕のやり方はヘンに思うかもしれないなあ」「iCEOという名称は好きなので、そのままにしておくよ」(Macお宝鑑定団-Macworld Expo/San Francisco Steve Jobs Keynoteより抜粋)の言葉に対し同席していたSteve Wozniak氏は彼の人間としての成長ぶりにいたく感動したらしく涙を流しながら「今までのことは全て許すよ...」とその友情を復活させたらしい。


(ここで総帥は裏方に徹してくれているAppleのスタッフ達に感謝の言葉を贈っている。今までの彼からは信じられない様な成長ぶりを見ることが出来る)

現在Steve Wozniak氏は二人の間柄に関して「業界の偶像である2人は現在、良い友人だが、特に親しい間柄ではない」「われわれは異なる道を選んだ。スティーブがほかの人々と仕事をしていることについては、いろいろなことが言われているが、彼はいつもわたしに敬意を払ってくれている」と語っている。大人な関係に落ち着いているということだろう。(ITmedia「ロボティクスと人工知能に期待するAppleの共同創業者」より抜粋)

wozniak26jobs.jpg

(写真はForside-kommunikationsforumより拝借)

■チャプター”Jobsの次は”
John Sculley氏が残した遺産を次々に消していっている印象がある総帥。Macの起動音に手をつける前に今度は是非John Sculley氏とも仲直りして欲しい。Steve Wozniak氏と友情を取り戻せた総帥ならきっと大丈夫(笑)。

Steve-Jobs-&-John-Sculley.jpg

(かつては互いに笑顔で向き合えた総帥とJohn Sculley氏の二人。写真はFORCUS onlineより拝借)

■あとがき
重ねて今回この様な機会を与えて下さったApple Accentのお三方に深く深く感謝したい。そして、大半が昔話だった内容に付き合って下さった試聴して頂いた多くの方々に対しても本当にありがとう御座います(多々感謝)!!

唯一非常に申し訳ない気分になったのは収録当時Bittenさんのマイク音量が低くBittenさんの質問がよく聴こえていなかったために結果として全体的に話がかみ合わず質問を無視してしまっている部分が多々あったこと(汗)。Jackさんが音量編集を行なった状態で改まって聞くとわたくしが Bittenさんの話を多く取りこぼしていることが良く分かった(冷汗)。

しかし、ライブ収録ではこういった事もあるといえばあることだ。そして、何より皆さんに楽しんで頂けたのならそれはそれで良いのかもしれない。あるかどうかは分からないが今後またこの様な機会があれば是非受けたいと考えている(笑)。

最後に重ねて感謝申し上げます。そして、わざわざ記事にして下さった方々も本当にありがとう御座いますっっっ(感動の涙)!!

追記
この収録の後、実はそのまま深夜3時まで収録時間合わせのべ6時間Appleな会話が続いていた(爆)。あの収録後の内容も是非録音して頂きたかった(笑)...

参考リンク
Apple Accent-第9回放送「ゲスト企画 +.k代表さん (後編)」

3.1step & coffee-関西色豊かに? (Apple Accent #8)

3.1step & coffee-中立とは(Apple Accent #9)

MacBook Pro & co.-Apple Accent 第9回を聴いた

MacBook Pro & co.-ジョブズだってプレゼンで失敗するさ

当Blog-Apple Accent出演とその解説 -前編-

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posted by 賀川和之 at 21:48| Comment(5) | TrackBack(0) | etc | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どもデス:)
Apple Accent ご出演、お疲れ様でしたm(_ _ )m
前編につづき、後編も楽しませていただきました。

6時間もの林檎的会話・・・濃い〜時間だったんでしょうねぇ

あの収録後の内容がとても気になるのですが・・・特別編という形で何とかなりませんかねぇ^^
Posted by NOBON at 2008年02月02日 14:26
Podcast楽しかったです。はじめて生声を聞かせて頂きました(笑)。ちょっと長いのが気になりましたが、インフルエンザにかかり時間がたっぷりあったため(?)まとめて聞くことができました。
私の方は、ほそぼそと時々(ほんとに不定期に)Blog更新してるくらいです。IDの方はほとんど更新滞ってます。Bindまでする気にもなれず・・・・

単身はツラーイ!?時間はいっぱいあるのに・・・
Posted by ucchiee at 2008年02月03日 22:12
>NOBONさん
毎度ですっっっっ(笑)!!

>Apple Accent ご出演、お疲れ様でしたm(_ _ )m
前編につづき、後編も楽しませていただきました。

そんな事を言って頂けて感動ですっっっっっ(感動の涙)!!

>6時間もの林檎的会話・・・濃い〜時間だったんでしょうねぇ

ああぁぁ...それはもう...濃かったっすねぇ(シミジミ)...

>あの収録後の内容がとても気になるのですが・・・特別編という形で何とかなりませんかねぇ^^

う〜〜〜ん...確か録音されておられなかった様な(汗)...
どうなんですかぁっっ!?Jackさんっっっ(笑)!?


>ucchieeさん
おおぉぉっっっっっっっっっっ!!
本当にご無沙汰致しておりますucchieeさんっっっっっ(感動)!!
お元気にされておられますか(笑)??

>Podcast楽しかったです。はじめて生声を聞かせて頂きました(笑)。ちょっと長いのが気になりましたが、インフルエンザにかかり時間がたっぷりあったため(?)まとめて聞くことができました。

ありがとう御座いますっっっっ(感動)!!
少々長かったですかぁ(汗&笑)...
インフルエンザにかかられたとは(冷汗)...
何卒ご自愛下さいませ。

>私の方は、ほそぼそと時々(ほんとに不定期に)Blog更新してるくらいです。

もしかして、内緒でリンクさせて頂いていたの気が付かれました(笑)??

>IDの方はほとんど更新滞ってます。Bindまでする気にもなれず・・・・

ucchieeさんとの出会いはID for WebLifeでしたよねぇ(シミジミ)...
わたくしも最近仕事用のサイトもIDから変更しようと
考えているのです。Bindの気になるのですが
あそこまで派手な機能は必要無いかな、と
考えております(笑)。

>単身はツラーイ!?時間はいっぱいあるのに・・・

えっっっ!?一体いつの間に(ビックリ)??
ご自慢のお城が(汗)...
そうですかぁ...単身はツラーイですかぁ(汗)。
しかし、見方を変えれば新しいことを始めるチャンス
でもありますよ。時間はたっぷりあるんですから(笑)。
Posted by +.kだいひょう at 2008年02月04日 01:00
こんばんはー。呼ばれて出てきました。
あの後の収録のトークは、そうですねー、ちょこっとだけありますねー。ただほんのわずかでした。まわしておけば良かったですね。
バランスが悪いファイルなので、配信はちょっと難しいかな・・・。
Posted by Jack at 2008年02月04日 23:19
大変遅くなりまして申し訳ないです(冷汗&謝)...

>あの後の収録のトークは、そうですねー、ちょこっとだけありますねー。ただほんのわずかでした。まわしておけば良かったですね。

おっっっっっ!?
ちょこっとだけ録られていたのですか!?
一体いつの間に(ビックリ)...

いやはや、Apple Accent収録は本当に
楽しい時間でした(シミジミ)。

あの様な機会を下さって
本当にありがとう御座いましたっっっっっ(多々感謝)!!
Posted by +.kだいひょう at 2008年02月08日 01:02
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