(写真はアップルより拝借)
先日、新しいMacBook ProとMacBookが登場した。早速「ポチッとな!!」をされた方もおられる様子だが今回はそのお話ではなく携帯オーディオのお話(笑)。
とうとう携帯オーディオは成熟期から哀退期にかかろうとしているのだろうか。iPod Shuffle 1GBモデルの¥5,800は日用品としては高価だが決して高すぎるともいえない価格になった。さらに¥2,000足せば2GBモデルにも手が届く。
以前携帯オーディオを扱っていた企業含め一部の日本のメーカーは最近こぞって屋外録音用のモデル(一般的にはICレコーダーだろうか)を登場させている。内容は高品位なマイクが搭載されているものの基本的な構造は携帯オーディオとさほど変わりがないと思われる(間違っておりましたらお許しを)。
(写真はOlympus LS-10。Amazon.co.jpより拝借)
一昔前は一部のユーザの間で環境音を録音するフィールドレコーディングが流行っていた時期があった。その人気がまた盛り返し始めている。これは正しく生産消費者の世界だ。そして、屋外録音用モデルを出しているメーカーも二、三年前の一眼レフデジタルカメラの様に現市場でのポジションを確保するのに躍起になっている。
(写真は昔録音好きの方々が垂涎で憧れていた通称「デンスケ」のSony TC-D5M。Amazon.co.jpより拝借)
Sonyや東芝などはワンセグを搭載するなどして多機能携帯オーディオに力を入れながら屋外録音用モデルまで発売している。特にSonyは元祖としてのプライドからか力の入り様が違う。
(写真はSony PCM-D50。rekkerd.orgより拝借)
そして、Appleは同じ多機能でも全く「質」の異なるiPod touchに32GBモデルを追加し、iPhoneは16GBモデルが登場した(iPod touchもiPhoneも新カテゴリー製品にあたると思われるので携帯オーディオと定義付けるかどうかは微妙だが)。
(写真の著作権はApple,Inc.に帰属致します)
この段階に来て携帯オーディオの棲み分けがより鮮明になりだしたのかもしれない。多機能に走るのか、シンプルな機能の特化・品質に拘るのか、低価格でシェアを稼ぐのか。
昨年から携帯オーディオの売れ行きが失速し始め、さらにサブプライムローン問題を発端とした米国の景気後退の懸念から今年AppleはiPodやiPhoneの生産台数を昨年比で60%減にしているのではないかと言われている。この情勢下を切抜けるためにもAppleは今後中国進出に注力して行くのだろう(その中国も米国の影響を大きく受けるのだが)。
今回のiPod Shuffleは明らかに携帯オーディオが成熟期を終えようとしているというAppleから携帯オーディオ業界へのメッセージともとれる。そして、携帯オーディオ業界最後の潰し合いが始まるのかもしれない(潰し合おうにも既に棲み分けは始まっているのだが...)。
話は少々変わるが今回ふと気が付いたことがある。iPod touchもiPhoneも多機能なはずなのに何故かわたくしには良い意味で「多機能な印象」が無い。その原因は恐らくOS X(iPhone UI)がその多機能を穏やかに包み込んでいるためなのだと思うが如何だろうか??
参考リンク
NBonline-アップル、株価急落が止まらず
NBonline-iPhone、非正規ルートで大量流通
当Blog-Appleから学ぶ経営講座
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iPod touchを持て!街へ出よ!(アフェリエイト・リンク)
FONでiPod touchのアクセスポイントを増やそう(アフェリエイト・リンク)
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