(写真は86-86ドットコムより拝借)
TimeDomain Lightを購入され、褒められていたのがTimeDomain Lightに興味を持った切っ掛けだった。そして、先日ふらりと立ち寄った家電量販店であるとは思いもしなかったのにそこにあったのが TimeDomain LightとTimeDomain miniだった。
SonyのSRS-Z1(残念ながら生産終了品)と比較したくなるサウンド。それがTimeDomain Lightに持った最初の印象だ。その理由は中域から高域に掛けてシャワーの様に心地よく、そして、明確に音が耳に確実に届き立体感を感じられるところに似通った印象を持ったからだ。
(SonyのSRS-Z1。実は以前所有していた。当時我が家はオーディオ製品だらけだったので引越の際に手放した。今考えても勿体ないことをした(涙)...写真は価格.comより拝借)
TimeDomain Lightは聴いていて楽しいサウンドだ。ただし、低音を楽しみたい方にはTimeDomain LightもSRS-Z1もお薦め出来ない。なぜなら双方の製品の特徴として低音が出ない、という特徴があるからだ。
そして、気を付けて頂きたいのはTimeDomain Lightはオールラウンドに音楽を楽しみたい方にもお薦め出来ない”かもしれない”ということ。”かもしれない”というのは、あくまで私見だが「音の性質」が試聴しているその方の”好み” がハッキリと出そうな性質だったからだ。だから、この製品を検討している方は是非一度製品を視聴されることをお薦めしたい。
先ほど低音が出ないと述べたが、このサイズでさらに同価格帯で低音を楽しむなら(別途ウーファーがセットされた製品を選ぶことも出来るが敢えて)、同じ TimeDomainのTimeDomain miniかBoseの”Companion2 II”あたりだろうか。ただ、TimeDomain miniの筐体は正直「安っぽい」。あくまでわたくしの私見での比較だが筐体の印象はTimeDomain miniより安価なCompanion2 IIの方が良い印象だ。
(TimeDomain mini、写真はよかもん市場より拝借)
(Companion2 II、写真はBoseより拝借)
そして、一番肝心のサウンドは正直TimeDomain miniよりCompanion2 IIの方が派手で一般受けする性質だ(低音はブヨブヨとした印象だが...)。それに対してTimeDomain miniはCompanion2 IIを聴いた後では音の性質の特徴を感じにくい。あの派手な音の後では平べったく感じてしまうのだ。
しかし、TimeDomain Lightと同じく音が確実に耳に届くので立体感がある。さらにTimeDomain Lightより低音が出ている(シャワーの様な高域はTimeDomain Lightの方が気持ち良い)。
この様に書くと「良く無いのか?」と聞きたくなるだろうが決してそうでは無い。正直わたくしにとっては「気になるサウンド」だったのだ。試聴したのはその場にあったモード系のJazzだったのだが(アーティスト名は忘れた[汗]...)、良い印象で聴こえて来るのだ。
しかし、如何せんTimeDomain miniのデザインが目に入ると気が萎える...今思い返すと目を閉じて聴けば良かったのだろう。また機会があれば今一度聞き直してみたいと思う(Lightと同じくユーザを選びそうな気もするが...)。TimeDomainさんには是非TimeDomain miniの筐体素材をリファインして頂きたい。それだけでも相当印象は変わるはずだ(笑)。
あともう一つ同じTimeDomainが関わっている製品を。maxellから販売されているMXSP-4000.TDはTimeDomain社がmaxellと共同開発した製品。これ...なかなか良いのだ。スピーカーが正面に向いていないことに抵抗を感じる方もおられることだろうが非常にサウンドが楽しい。そして、わたくしにとって一番重要なのはデザインが美しいこと(笑)。
(MXSP-4000.TD、写真はTimeDomainより拝借)
この時、試聴したのはLenny Kravitz氏の”Black Velveteen”だったのだが非常に楽しく聴けたのだ。iPodから気軽に聴くのならMXSP-4000.TDの方が気楽で楽しいのかもしれない。機会があれば是非一度聴いてみて頂きたい。
(突然だが美しいデザインが何故重要なのかというと人間が美しいデザインを視覚で捉えた後、脳の「食感」を感じる部位がその情報を捉えて満足するからだ。つまり、美味しい食べ物を摂取した事と似た様な状態になる。だから美しいデザインを見ることは脳に良くて、脳に良いことは体にも非常に良いことになる。だからiMac 5 Color'sのコピーは”Yum”(おいしい)だったのかもしれない。)
と、あらかた文章を書き終えた後、色々とTimeDomainに関して検索をかけてみたら富士通テンのTimeDomain製品になる”ECLIPSE”が出て来た。以前からTimeDomainスピーカーの独特のデザインを知っていたので一体どこで見たのかとよくよく考えたら富士通テンのTimeDomain製品だった事を思い出した(笑)。
こちらの製品は価格帯が上がるので当たり前かもしれないが筐体デザインも一気に美しくなる。そして、世界規模で名が知られているのは富士通テンのTimeDomain製品の様だ。Michael Nyman氏やRandy Brecker氏など名だたる人物がユーザとして紹介されている。価格も決して高すぎないので機会があれば是非一度試聴してみたい(笑)。
(写真はavac楽天市場店より拝借)
参考リンク
1/8 sec〜Hirohiko Okada's Photo Diary-TIMEDOMAIN light
「モノが好き」2-ワクワクと心配と
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>もう大きく重たいアンプも重たいスピーカーも要らない(笑)。
と絶賛されていますね。
+.kだいひょうさん、自身、もう購入寸前状態とみました。
こんなに熱い記事ですもんね!
音が楽しい、というのは私も目から鱗の表現でした。低音が出る出ない、高域の応答性がうんたらかんたら、とか堅苦しい原音主義だけがオーディオではありませんからね。
勉強になりました。
BoseのM2/M3もかなり驚きの音を出しますが、バイオリンの音とか弦ものは生音とはかなり違う音になってしまうので結構ソースを選ぶスピーカーかなという印象です。
TimeDomain miniよりも個人的にはlightのほうが音は良い(好み)と思ってます。うちのlightは使い込むほどみ音がこなれてきて買った直後よりさらに嫌な音がしなくなりました。不足の低音はうちの場合スーパーウーファーを足してたいるのでブラインドで聞いたらき大型スピーカーと聞き分けられいスケール感ですよ〜。
毎度ですっっっっ(笑)!!
遅くなりました(汗)...
>+.kだいひょうさん、自身、もう購入寸前状態とみました。
こんなに熱い記事ですもんね!
えっっっっ!?熱いっすかっっっ(冷汗)!?
かなりクールに書いたつもりだったんすけど(爆)...
いや〜〜〜〜、購入寸前はキツいですねぇ...
我が家は既にSansuiのAU-D907FやBose 121やら
PIONEER S-55TWINやら...
本当はDatも欲しいんすけどとても買っても場所が
御座いませぬよ(涙)...でも...確かに惹かれるものは
あるのはあるんすよねぇ...富士通テンの方に(爆)...
>音が楽しい、というのは私も目から鱗の表現でした。低音が出る出ない、高域の応答性がうんたらかんたら、とか堅苦しい原音主義だけがオーディオではありませんからね。
音楽を言葉通り音を楽しむ様になったのは会社を
やめて一ヶ月間散々オークションでオーディオを
漁ったときですね(爆)。
その時に家電量販店のオーディオコーナーなどに
通いつめて聴き倒したスピーカーの中で自分の中では
ありえなかったBose 121の音が凄く気持ち良かったの
が今に至る切っ掛けですね(笑)。
ですからわたくしは体が喜ぶオーディオで音楽を
聴くのが一番だと思っておりますです。
>勉強になりました。
いえ、いえ、こちらこそ”「モノが好き」2”は
本当にいつも勉強になっておりますよ(笑)。
>Okada師匠
遅くなりましたのです(冷汗)...
>あらま、引用恥ずかしいです(笑)。
いや、いや、師匠の記事を引用させて頂けるなんて
光栄なので御座いますですよ(汗&笑)。
>BoseのM2/M3もかなり驚きの音を出しますが、バイオリンの音とか弦ものは生音とはかなり違う音になってしまうので結構ソースを選ぶスピーカーかなという印象です。
おおぉぉぉぉっっっっっっ!!さすが師匠っっっ!!
わたくし弦楽器の音の違いまで気が付いて聴いた事は
ありませんでしたよ。
今度機会があれば一度スピーカーを比べて聴いてみたい
ものっすねぇ(笑)。
>TimeDomain miniよりも個人的にはlightのほうが音は良い(好み)と思ってます。うちのlightは使い込むほどみ音がこなれてきて買った直後よりさらに嫌な音がしなくなりました。不足の低音はうちの場合スーパーウーファーを足してたいるのでブラインドで聞いたらき大型スピーカーと聞き分けられいスケール感ですよ〜。
う〜〜〜〜むぅ...TimeDomai理論恐るべし...
わたくしは富士通テン版のTimeDomainが気になって
来たので御座いますです(汗)。